今取り組んでいるのはノクターン14番(48の2)ですが、ショパンの脂の乗り切った時期、精力的に最高の作品を作っていた時期の作品です。
リサーチは楽しかったのですが、あまりにいろいろな要素が含まれていて、情報量が自分のポテンシャルを超えたんだろうなと思いますが、ブログに書きたいことがまとまりません。
もう一つ、考えがまとまらない原因は、ある程度弾けても、以前ほどの満足感がないからかもしれません。なんとなくこれじゃだめだなぁという感覚が強すぎて、自分らしくないなあ、とも思うのですが、やっぱりその感覚がいつもあります。
でも、ただ疲れているだけかも知れません。何しろ、このノクターンは、実はショパンのノクターンの中で1番長いのです。だいたい7分ですが、ポロネーズやバラードの短いものと同じぐらいです。私の体力ではギリギリ。これ以上は無理です。
とりあえず、練習のベースとしているこの曲の背景情報を書いてみます。
この作品。番号が48-2ですから48-1とペアで、その相方がノクターンの最高傑作と言われる13番なのです。コンクールでもピアニストがこぞって弾く人気曲。技術的にも1番高いものが要求されるし、重厚、荘厳で、迫力がある。個人的にイメージは男性的です。また私には内容的にはノクターンではなくて、バラードとかそういった他のジャンルのものに思えます。
今取り組んでいる14番は13番の補完的な存在だと考えられることが多く、全音の解説には「前曲に比べて第二義的」なんて書かれていました。13番はノクターンとしては型破りで、オーソドックスなノクターン要素が少なかったので、14番で思いっきりそれをぶち込んだ感じです。(そして、私はそっちが好きです。)
その、ノクターンらしい内省的なメロディーですが、この14番に関しては、歌曲的、オペラ的で、テーマの部分はアリア、そして中間部はレチタティーヴォと呼ばれる、語りに近い歌唱で、ここではまるでオペラの1場面で、2人の歌手が掛け合いをしているような作りになっています。これもずいぶん興味深いです。
個人的にこのアリアの部分を聞いたときに、シューベルトの冬の旅を思い出しました。下降調のメロディーがよく似ているのです。シューベルトの冬の旅も別れがテーマのずいぶん悲しい曲ですが、同じようなイメージなのかもしれません。思わず思い出して歌ってしまいました。
中間部の掛け合いの部分は、恋人同士ではなく、コルトーさんによると、領主と家臣の2人が語っているようなイメージだとのことです。確かに和音に荘重さや威厳があり、ポロネーズの1部を切り取ったような感じさえ受けました。(ポロネーズはマズルカとは対照的に貴族の舞曲です)
コーダはショパンがノクターンのコーダでよく使う、天空を舞うような、何か宇宙的な和音が下降するフレーズが続きます。
…これぐらいにします。具体的な練習内容は、また、次回。
アルペジオの回転のハナシです。

(↑いかにも回転してるんじゃ?という手の形です。右手だったのですが、私が取り組んでいるのは左手なので、AIに反転してもらいました。何でもしてくれますね…)
すみません、まとまりゼロでございます。