前回お世話になった先生のレッスン枠が空いてないので、今日は違う先生です。
はじめてのレッスンということで、基礎を重点的にお願いしました。ノクターン14番はまだできていないので、曲はマズルカの13番です。
この曲はイントロがとても難しいのです。静寂の中からおぼろげに姿を現わすイメージ。やはりこれを正しく弾くには相当な「脱力」が必要なので、レッスンの半分ぐらい脱力の指導でした。
前にロシアンメソッドでもありましたが、力ではなく、重力で弾くということです。徹底的に手の力を抜き、さらに手首、肘の力も抜く練習です。
(先生が幽霊かゾンビみたいに脱力すると仰ったので、ひらめきました(笑)。普段の練習で「リキんでるな」と思ったら、マイケルジャクソンのスリラーに合わせてチカラを抜くことにしました。チャンチャンチャンチャンチャン、スリラー、スリラーナイト!🎵)
後で考えたのですが、このイントロは左手の小指親指が脱力しつつ接触しますが、(細かく分かりにくいですが、中指はメロディなので、脱力しないのです。)重力で弾くためには、あらかじめ手の形を作ってから手を落とす必要があります。
思い当たったのは、プロのピアニストが、他の指を丸くしていたり、なんとも力を抜いた形で弾いていることで、あれはまさに手の重力で弾くときに必要な指だけを鍵盤に接触させているためかも知れないということです。

(ジャン・チャクムルさんというトルコのピアニストです。フリー素材でgetできた写真。この手の感じがそうなのかな、と。)
もちろん、脱力はレクチャー1つで出来る事ではありませんが、ちょっとはコツを掴めたらしく、レッスン後に弾いてみると、音が楽に響いていました。
脱力の感じを掴む方法は、スリラーダンス(笑)以外は、YouTubeでもよく紹介されているように、手の甲を鍵盤に「置いて」みて、重力を感じてみる。手のひらを返して、その感覚で置いて弾いてみる。また、立って弾いてみる。これは、座ると「さあ、弾くぞ〜」とリキんで構えるので、そうせずに弾く感覚を感じる工夫とのことです。などなど。
とは言うものの、読譜しながら弾く時、あるいは部分練習に四苦八苦している時はどうしても緊張していますから、演奏で自然に脱力できるようになるまでは、脱力のスイッチが必要かなと思います。
そしてその話の途中で例の「空気を回転させる」と言う言葉が出ました。
ちょっとここはしつこく聞いてみようと思って、「空気はどう回転してるのですか」と聞くと、脱力することによって、音がその場ではなくて前に回転するように伸びていくイメージ、とのことです。回転という言葉なのは、手の脱力に「回転感」があるのと、音がまっすぐ伸びるのではなくて何か柔らかく曲線を描くような感じで響いていくことなのかなと思いました。
ミもフタもない言い方すると、空気が動くと風が起こるはずで、実際は空気ではなくて音波で、音波が前に大きく丸く広がる感じの弾き方、と言うことかなと思います。リキんで上下に出る直線的な音ではなく。
もうひとつ、細かいですが、重力といっても真下ではなく、やや斜め前に音を送る意識を置いて指を落とすそうです。体の構造的にガチガチに落とそうとすると変な力が入ってしまうのですが、柔らかいイメージだと割とナチュラルにできます。音を前に広げる感覚とも合致するので、いい感じで脱力できます。(あくまでイメージで、重力のベクトルは真下なのかな?)
ほかにも色々。
細かいペダリングの仕方を実際に見せていただきました。ほんと細かい!練習前に少しこれをやって足に覚えさせるだけでいいそうです。
ちなみにこの先生はポーランド在住です。いいなあ、ショパンの本場!(この先生もショパンコンクールのディプロマ資格をもっておられます。)
余談ですが、久しぶりにウォッカが飲みたくなって、テキトーに買ったら、ポーランドのウォッカでした。
ソーダ割りがいいらしいので、さっそく…。

ウオッカですが、度数はカンパリと同じで、なんか不思議なフレーバーです。
日本の和菓子みたい…あ!桜餅!これ、好みが分かれそうだな…