moniqueのブログ

リタイア後の毎日。水彩画、フランス語、ピアノ、ガーデニング

ピアノ:アゴーギクの話

ピアノって本当に面白いなって思います。

ショパンのノクターンを練習しだして1年ちょっとですが、初めの頃によく「その音の入り方は遅らせてはダメ」とか「ここは一呼吸置く」とか、いろいろ注意されました。また「アクセント記号は必ずしもその音を強く弾くとは限らず、その音を長めにすることでも表現できる」と言われたりしました。リタルダンドやアチェランドなど丁寧に指示に従うように言われました。

 

これはすべて「アゴーギク」(Agogik)と言うカテゴリーの話でした。

 

アゴーギクと言うのは聞き慣れない言葉ですが、ドイツ語で音楽用語としては「速度の変化」を表すとのことです。(顎関節症を患った私には「顎ギクッ」聞いただけでぞっとするのですが(笑))

 

この単語、英語でもあまり聞かない音の並びだなと思っていましたが、実は教育的という意味の pedagogic (ぺダゴジック)の後半がこれで、このドイツ語のアゴーギクと同じ語源で、ギリシャ語の「導く」という意味とのことです。(もちろん語源は語源で、使われ方が違うと言うのはよくある話ですが、)ここは関係があって「速度の変化」はするけれど、必ず次に「導く」ものであるようです。全体とのバランスおかまいなく速度を変化させるのではなく、(これ私がやって先生に修正されました。)必ず意味があって、特に「方向性」を導くものと考えなくてはいけないようです。

 

アゴーギクの解釈の幅は広いですから、同じショパンの曲でも、ピアニストによって、ここまで違うかと言う位違います。逆にそこまで違うので自分の好みのピアニストが決まってて、強い親近感を覚えたりします。

 

レッスンを受講していても、だいたいが曲が中心で、こういうコンセプトをまとめて勉強できるチャンスはありません。ここはAI君にご教授いただきました。でも、いつもですが、自信満々なのに、ちょっとアヤシイ(笑)。とは言え、とても参考になりました。

 

…と言うようにピアノって本当にいろいろ面白いなと思います。

 

ちなみにアゴーギクは速度の変化、強弱はデュナーミク、(これドイツ語の発音で、英語だとダイナミクス)またメトロノーム的な速度はテンポです。(こういう単語、何度勉強してもすぐ忘れるので、あえて「くどーく」書いておくことにしました(笑))

 

ところで、「アゴーギク」って、ほんとになじみのない単語なのか、スマホで音声入力すると(ブログの下書き?はこれが楽なので)何度修正しても毎回「あご菊」と変換されました。新種の菊????

普通の菊です。あご菊ではありません(笑)。