moniqueのブログ

リタイア後の毎日。水彩画、フランス語、ピアノ、ガーデニング

コルトーとショパン(1)

今練習中のショパンのマズルカ13番(op17-4)ですが、楽譜はパデレフスキ版を買って使っています。マズルカは曲数多いから値段高め。いつも複数のバージョンを購入して比較して弾くのですが、今回は経費節約というか、他のバージョンは、IMSLPペトルッチ音楽ライブラリーでダウンロードしました。(全音は古本で安く買いました)

 

その中に、以前運指練習の本としてブログにも書いたコルトーメトードの、コルトーさんによるバージョンがありました。

 

だいたい同じ時代のフランスのピアニストなのですから、偶然でもなんでもないのですが、自分がたまたま出会っていた名前を見ると、なんだか嬉しくなりました。

 

ダウンロードしたpdfですが、楽譜部分もコメントも印刷がかすれていますし、コメントのフランス語は打ち間違いなのか、意味の分からない部分がありました。

とりあえず、楽譜部分を見ると、コルトーさんの愛情が感じられるような、弾きやすい運指が多く、もちろん採用!です。また和音も、解釈がゆれるところでは、弾きやすいほうを選んでるのは?という箇所がありました。これももちろん採用!です。

 

写真にあるコメント部分ですが、誤植も多く、かすれていて判読しにくいので、AIアシスタントに手伝ってもらいました。ChatGPTですが、あっという間に修正が完成。本当に助かりました。ついでに翻訳もしてもらいました。こりゃ、学生は勉強しなくなるかもね…。

 

ただし、AIの回答に必ず付記されているように、AIは完全ではないので、自分のわかる言語の場合は精査したほうがいいようです。

 

AIの怖いところは、正しい部分が多く、それっぽい立派な訳出だけれど、どうもおかしい日本語なのです。まず、訳語の選択が辞書の第一義で、それによって書き手の言いたいことからズレてしまっていることがあります。

 

またとてもミスリーディングな部分もありました。これは、書き手のワードチョイスそのものに問題があって、かなり考えなければならない部分も、しれっと「それらしい訳」をつけるので、ある意味危ないなあと思いました。今回もこの曲に関する記述なのに、そうではない解釈になってしまっていました。

 

人間なら、コルトーさんがどんな気持ちでその単語を選んだのか、それに表れるショパンへの深い敬意や、音楽そのものに対する思い入れまで訳そうとしますが、そこがないと、だいたいは正しいけれど、何かしら大事にところが抜けてしまう訳出で終わるのだなあとつくづく思いました。

 

やはり苦労して他言語を学ぶのは大事だと思います。

若い人たち、分かってくれるかなぁ…。脳が若いうちに勉強してほしいなぁ。

 

(言い忘れてましたが、私も一応、元プロの翻訳者…の端っくれです(笑))

 

内容については次回書こうと思います。