人生で何度か「こんなことも知らないで、よくやってきたなぁ」って苦笑いしながら思うことがありましたが、今回の「傾性音」のコンセプトもその一つです。
(すみません、かなり特殊です。言いたいのは、「よく知らないでやってきたなあ」と「楽典の説明って難しいんだねえ」「でもたまに優れたサイトに出会えるとHappy!」です)
和声を習い始めて、まぁいろいろな和音があり、いろいろなルールがあり、その和音の名前の複雑なこと、複雑なこと。でも、いつも「いや、なんでこうなるの?なんでこうするの?」と、肝心なところがピンときていませんでした。
最近は、曲に取り組むとき、できるだけアナリーゼをして、曲の構成や特徴、転調、和音について、可能な範囲でリサーチするようにしています。
構成や転調などは記憶できますが、個々の和音となると、練習していくうちに忘れて、またアナリーゼを書き込んだ楽譜に戻る、なんてことをしています。
この間、これ、ひょっとして、いわゆる「増六」なのじゃ???と思ってアナリーゼを見直したら、全然違っていて、そこから、じゃあ、そもそも「増六」って???と、リサーチやり直し。
(すみません、「増六」って何?と思われると思います。なんかそういうジャーゴン、ホント多いのです、楽典って…)
これまでのリサーチで見つけたサイトの説明が、イマイチ分かっていないと判明したので、違うサイトで調べてみました。
そのサイトが「正解」でした。
そこでは「傾性音」というコンセプトを使って説明していました。(「傾性音」って、キーボードで打ち込んでも漢字がでないことから察して、新しい単語なのかもです。英語ではTendency Note とか。)
要するに音の中に、「自分1人でいると不安だから、早く別の音に移りたーい」みたいなタイプの音があるという感じです。これは、よく先生が言っておられて、例えばシの音はドに行きたがる、とかです。
その説明は(一応書きますが読み飛ばしてください。)例えばハ短調の場合、ファの#とラの♭は、ソに行きたがるので、その二つを使った和音、すなわち「増六」の和音ができた、という説明です。このファの#とラの♭が傾性音です。

Gに行きたい黒鍵がFisとAs(これもややこしいドイツ語ですわ)
音楽は「緊張と緩和」ですから、そもそも、「傾性音」は、ず~~~っとあったわけですが、そういう「名前」をあげて教えてくれると、私のようなシニアのド素人には、とても有難いのです。
それを知ってから、今練習している曲を見ると、確かにそういう「そっちに行きたい」音をこんな風につかっているんだ!と考えられるので、訳がわからず曲に振り回されている感覚からは少し解放されて、落ち着いてきます。
まぁよくこんなこともわからないでやってたなと思いました。確かに時々先生が「この和音は〜に行きたがる」と言っていたことは覚えていますが、その時は「じゃ、他にもそういうのありますか?」という質問ができないでいました。(何しろ時間が限られている)
結局私のようにレッスンは受けていても、基本的に独学で学ぶものは、こういうたまたま運良くたどり着いたサイトで学ぶ、ということの繰り返しで知識を増していくしかないのかなと思います。プロの先生にとっては、当たり前すぎるのか、はたまた私には無理、と思われたのか?
あと、AI君も役に立ちます。とりあえず、意地でも何か答えてくれる(笑)。また、初歩的な質問しても、変なマウント取ってこないので、気さくないい奴、ってとこでしょうか(笑)。
まぁ、とにかく、結果オーライで、ゴキゲンです。何にせよ今わかったからいいです。
でもちょっとやっぱりこれ「苦笑い案件」ですね。