深堀りしていくと、まあ、いろいろ出てきますね。
ピアノにしろ何にしろ、基礎練習って単調で退屈なんで、逃げてきたほうです。
(中学生の頃、数学の単調な練習問題の宿題を「中抜き」で提出していました。バレてたかも知れませんね。「こいつアカン」と…笑)
最近、左手の指の動きが曲に追いついていないので、いろいろ調べてたら、この歳になって、はじめて
「運指」って言葉に出会いました(笑)。
そっかー、指運び、指使いって、「運指」って言うんだ~…。というか、意識しないでも、指の動きが難しくて弾けないときは、部分練習やリズム練習したり、なんか「本能的」にやってました。野生のピアノですね(笑)。
(ちなみに、英語ではfingering, 仏語ではdoigté、伊語ではditeggiatura だそうです。だから、って感じですが、当たり前ですが、大事なんだな~と。これまでやらなかった怠惰と無知への反省も込めて…)
名前は知らなくても(ひょっとしてただ忘れてただけ?)運指練習やってたかどうかってと、定番のハノンがまず頭に浮かびます。もうすっかり内容を忘れていますが、たぶん、バイエルとかツェルニーもそういう側面があったのでしょうね。うん?ショパンのエチュードもそもそもそういう曲集???
そのハノンは、当時のピアノ教師が厳しかったのもあって、そこそこ練習しました。でも、どうやら足りなかったようです。
それで、とりあえずいつもの先生のお勧めと、ネットで見つけた2冊で練習を始めました。(他にもあったのですが、買い込んでもたぶんそこまで熱心には練習しそうもなくて…)

そのうち、コルトーは、私のニーズに分かりやすく応えてくれていたので、早速練習してみました。(ブラームスもとても良い練習曲集なので、このあといくつか選んで練習しようと思います。)
ハノンは指の強化練習、(今回入手した)コルトーは表現のための運指練習なんだとか。
ショパンを弾くようになって、親指、特に左手の親指の「どんくさい」ことに驚きました。これまでしたことのない指使いが要求される。先生は、指先を揃えて何か掴む感じ、とかいろいろヒントをくださいましたが、そんな指の形(むしろ手の形)で鍵盤弾くんですかぁ???と言う感じでした。
ところが…
「コルトーのピアノメトード」は親指に重点を置いたセクションがあって、今必要な「隣接する黒鍵と白鍵で親指を使う」という練習がちゃんとあったのです。
確かに、何か掴む感じのもあります。


でも、なんだか指が横向きに階段登ってるみたいな動きもあって、とても面白いです。
いつだったか、ピアニストの練習って曲を弾くだけではなくて、こういう不思議な練習もしてると、チラッと読みましたが、これのこと???
やってみると、おお、老いても人間の能力の柔軟性よ!という感じで、ほぼ遊び半分のトレーニングが功を奏して、「どんくさくってイライラする親指」が「そこそこ動ける親指」に変わってくるのです。
面白いですねぇ…。
なーんか、ピアノって、ちょい凹んでは、また「にやにや」、の繰り返しのようです。それにしても、本もすぐ入手できるし、ヒントもネットにあるし。
いい時代なんだな、と、つくづく。